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教育

日総工産が愛知に新拠点を開設し、次世代製造業人材の育成を本格化 ~地域と産業界をつなぐ新たな挑戦が始まる~

2025.11.11
日総工産が愛知に新拠点を開設し、次世代製造業人材の育成を本格化 ~地域と産業界をつなぐ新たな挑戦が始まる~

日総工産株式会社は、2025年10月29日に愛知県豊田市に新たな教育訓練施設「日総テクニカルセンター愛知」を開設しました。この施設は、次世代の製造業を担う人材育成を目的としたもので、急速に進化する自動車産業に対応するスキルを身につけるための拠点として注目されています。

 

背景には、自動車業界のEV化や自動運転技術の進展、HV車の高度化などによる技術革新があります。これに伴い、現場で求められるスキルレベルも日々高まっており、即戦力となる人材の確保が急務となっています。一方で、少子高齢化や製造業離れによって人材不足が深刻化しており、いわゆる“ミスマッチ”の解消が課題となっています。
このセンターでは、日総工産が独自に開発した教育プログラムを展開。愛知県内の自動車メーカーのニーズを反映した内容で、実機を用いた実践的な教育が行われます。XRやAIなどの先端技術にも対応したカリキュラムが用意されており、製造業の未来に向けた人材育成が可能です。

また、お客様のニーズに合わせたXRに関連するソフトウェア開発を行う機能も有するなど、施設として高い拡張性を誇ります。


同日に行われた開所式には、トヨタ自動車、トヨタ車体、トヨタバッテリー、豊田市役所、三河高等技術専門校などの関係者様に多数列席いただき、地域との連携を強調する場となりました。施設見学では、自動車製造を支える設備やプログラムの紹介が行われ、ご参加の皆様から高い期待が寄せられました。

※自動車製造の基礎を学ぶ「技能実習エリア」

 

今後は、年間約500名の自社社員を対象にした教育に加え、取引先企業の社員向けの研修受託サービスも提供予定。地域の製造業の発展に資する施設として、愛知県の産業界に新たな価値をもたらすことが期待されています。
この取り組みは、単なる人材育成にとどまらず、地域社会と産業界をつなぐ架け橋となるものと考えています。