日総工産株式会社日総工産株式会社

教えてNISSO

新企画 始動!
NISSO CONNECT Q&A No.02

2026.01.21
新企画 始動! 教えてNISSO Q&A No.02

このたび新たにスタートする「教えてNISSO 」は、新卒者、既卒者、親御様、企業の採用担当者、先輩エンジニアなど、様々な方から寄せられた疑問や質問、悩みや不安などを〈FAQ= 頻繁に尋ねられる質問〉として取り上げます。

日総グループには日々、電話やメール、会社説明会の場をとおして様々な疑問や質問、悩みや不安の声が寄せられています。でも、これらの“声”はその方だけのものではなく、実は多くの方に共通する“想い”であることが多いといえます。

こうした背景をもとに立ち上げたのが「教えてNISSO」です。

当コンテンツの目的は、様々な方の“声”や“想い”を共有することで、「ひと」「はたらく」を軸にした日総グループの人材サービスを深化させることにあります。また同時に、これまで多様なチャネルをとおして寄せられた“声”や“想い”を共有したいという思いも込められています。

「教えてNISSO 」の第2回は、日総工産の新卒採用担当宛にいただいた、神奈川県に在住する大学生からのご相談です。

 

Q&A No.02

Q.  Yさん、20代、男性、神奈川県在住

大学卒業後に製造メーカーへの就職をめざしている自分は、就職活動が始まる前に業界研究をしておこうと思い、様々な企業のホームページを見ています。

昨日、製造メーカーの中にどんな職種があるかを検索したとき、日総工産のホームページがヒットしたので、いろいろ拝見させていただいたのですが、日総工産には保全や保守関連の知識を習得できる教育施設などがあることを知りましたので、今回質問のメールを送らせていただくことにしました。

装置保全とは具体的にどんな仕事なのでしょうか? また、保全、保守、メンテナンスはどんな違いがあり、装置保全エンジニアをめざす自分は、どういう知識を身につけておくとよいですか? たくさん質問して申し訳ありませんが、ご回答をお願いします。

A.

Y・Iさん、ご質問をお寄せいただき、ありがとうございます。

製造現場では、生産に必要な設備・機器・装置の状態が万全でないと、生産効率の低下や不良品の発生を招く恐れがあります。さらに、長時間の生産不能状態に陥った場合、そのメーカーや企業の業績に多大な影響が生じるため、メーカーでは保守・保全(メンテナンス)に従事するエンジニアが欠かせません。

この点を踏まえて、まずは装置保全の仕事についてです。生産設備の故障や不具合を防ぎ、安全かつ安定した稼働状態を維持するため、点検、修理、清掃、消耗品の交換などを計画的に行う活動のことを装置保全と呼びます。装置保全を行う主な目的は、生産効率の維持、コスト削減、そして安全確保になります。

また、装置保全とよく似た言葉に設備保全があります。この2つは基本的には同じ意味で使われることが多いのですが、装置保全と比較して、設備保全はより広範な概念であり、両者の関係は下図のように表すことができます。


ちなみに、「保全」と「メンテナンス」もしばしば同じ意味で使われますが、両者には厳密に次のような違いがあります。

  • 保全 → 安全な稼働や故障の未然防止を目的とし、設備を最良のコンディションに常に維持・管理する広範な活動を指す
  • メンテナンス →  故障した個所の修理や調整といった、より具体的な作業を指し、保全活動のなかに、故障に対応するメンテナンスは含まれる

用語の意味の違いなどが理解できたところで、次は、装置保全または設備保全のエンジニアになりたいY・Iさんから、「将来に備えてどういう知識を身につけておくとよいですか?」というご質問がありましたので、この点について回答いたしますね。

以下にあげる項目は、装置保全または設備保全のエンジニアに求められる一般的なスキルです。これらの基礎スキルを養っておくと、志望企業に対するアピールポイントになりますし、ライバルとアドバンテージになるなどのメリットを得やすくなります。

  • 機械図面の読解スキル
    「平面図から立体のイメージをつかむ力」「図面に記載された寸法や公差、JIS規格等の記号を読み解く力」「製品の機能や機構を理解する力」の3つのスキルを高めることで、製品の加工、組み立て、品質管理などが正確に行えるようになります。

  • 電気図面の読解スキル
    「図面の種類」「記号の意味」「電気の基本的な流れ」といった基礎スキルを身につけることで、図面をもとにした施工現場での業務や、電気設備等のメンテナンス時に、正確かつ迅速に図面から必要な情報を読み取ることができます。

  • シーケンス/PLCの知識
    あらかじめ決められた順序や条件に従って機械を制御するシーケンス制御の基礎知識と、それを実現する「PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)」の構造、動作原理、入出力装置の接続方法、各種プログラミング言語などの知識は、オートメーション化が進む製造業の現場において大きな役割を担っています。そのため、これらのスキルを有したエンジニアは高く評価される傾向にあります。

  • 機械構造の基本理解
    機械構造の基本を理解するには、骨組みや筐体などの動かない部分を設計する「構造設計」と、歯車やモータなどの動く部分の仕組みを設計する「機構設計」の両輪のスキルが必要です。また、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学などの基礎的な工学的知識も、機械構造を理解するうえで必須のスキルになります。

  • 油圧・エア・電気に関する知識
    製造現場で稼働する設備等には、油圧、エア(空気圧)、電気の3つの動力源が主に利用されていますが、それぞれに異なる特徴と用途があり、目的や業務内容に応じて使い分けられています。設備・機器・装置の保守・保全・メンテンス業務に携わるエンジニアには、この3つの動力源に関する基礎知識が必須となります。

  • 工具・測定器を扱う技術
    製品の品質保証、生産効率の向上、さらに、作業の自動化・精密化に不可欠な技術要素の工具や測定器は、製造現場において重要な役割を担っています。特に最近は、単に物理量を測定する道具にとどまらず、製造業のオートメーション化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためのスマートツールへと工具・測定器は進化を遂げていることから、高精度なデジタル測定機や測長機に関するスキルも求められています。

  • 修理・保全経験
    様々な基礎知識を身につけることと並行して、生産ラインの安定稼働を支える機械・設備の点検・修理やメンテナンスなどの実務経験を積んでおくようにしましょう。ただし、こうしたスキルは独自では身につけにくいため、設備等の事後保全や予防保全、トラブルシューティングなどの実践的なスキルは、実機を使用して学ぶことが最善の方法とされます。こうしたスキルは専門学校などの高等教育機関のほか、日総工産でも実機を使用して段階的に高度なスキルを体得できる教育体制が整えられています。

  • 資格:機械保全技能士
    国家検定の機械保全技能士の資格を取得することで、設備のメンテナンス業務で必要となる幅広い知識を身につけることができます。械保全技能士の資格は国家資格である技能検定制度の一種で、特級、1級、2級、3級の4つの等級があります。

装置保全の業務も、設備保全の業務も、突発的に設備・機器・装置に不具合や故障が生じた際に、適切かつ迅速に修理を行います。どちらも、ものづくりを止めることなく、円滑に進むように支援する重要な仕事ですので、「保全」の仕事を調べる際には装置保全に限定せず、設備保全を含めた情報収集を行うと、より選択肢が広がるはずです。

最後になりますが、日総工産では製造業での業務経験がない未経験者でも、設備エンジニアになれる研修を実施しています。研修では事前に機械の点検とメンテナンスを行い、機械の故障を防ぐ「予防保全作業」と、工場の機械に不具合の予兆や機械が故障したりした際に部品交換や修理を行う「事後保全作業」の、設備保全エンジニア領域のスキルを磨くことができますので、ぜひこの点もご確認いただければと思います。詳しい情報は「こちら」から、ぜひご確認ください。

 


 

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