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出張取材:ベクトル伸和で働くベトナム人スタッフにインタビュー| 言語と文化を超えて 2人が作る夢への道

2025.08.29
出張取材:ベクトル伸和で働くベトナム人スタッフにインタビュー| 言語と文化を超えて 2人が作る夢への道

NISSOホールディングスのグループ会社であるベクトル伸和は、人材派遣および請負業務を中心に事業を展開しています。その中でグローバル人材の採用を積極的に行っていることから、今回はベクトル伸和で働くベトナム人スタッフ2名にインタビューさせていただきました。

今回は広島県呉市にあるベクトル伸和の広島事務所を訪れ、実際に現場を見学させていただきました!

 

◎請負とは?

請負業務とは、お取引先となるお客様から頂いた依頼内容をもとに商品の生産をすべて自社で行い、その成果に対して報酬を頂くという業務です。

ベクトル伸和はお客様の工場内で製品をつくる場合もあれば、自社工場で生産している場合もあります。

 

★実際の現場をバックに写真を撮らせていただきました★

 

今回3つの工場を見学させていただきましたが、とにかく広い、広い、広い。ベクトル伸和の方々を見ていると上司と部下の管理体制がしっかりしており、普段から密にコミュニケーションが取られている様子がすごく感じられました。

3つの工場で作っているものはそれぞれ異なり、小指ほどの小さなサイズの製品から、1つで何トンもある大きな製品まで、さまざまなものがありました。同じ請負といっても作っている製品によって制作過程や職場環境が全く異なりました。

 

★請負現場で働いているスタッフの方にもお話を伺いました★

 

ここからはベクトル伸和で働くベトナム人のお2人にインタビュー!

母国を離れ、異国の地で働く2人。どんな生活を送っているのでしょうか。

 

★インタビューに協力していただいたホァンさん(写真左)、チュンさん(写真右)―以下敬称略★

 

◎なぜ日本へ? – 金本社長との出会い

松井)現在のお仕事について教えてください。

ホァン)私の職場はベトナム人2人、日本人2人のスタッフで請負業務をしています。

最初は日本人のスタッフがリーダーになる予定でしたが円滑なコミュニケーションや能力的にも責任感があると評価していただき私がリーダーをさせていただいています。

松井)日本人とベトナム人スタッフの方を繋ぐ役割をしているのですか?

ホァン)そうですね。ベトナム人スタッフの面接や入社後各工場に配属するための準備をしたり自分たちの上司に報告したりといったサポートを行っています。

チュン)私もホァンさんと同じような仕事をしていますが、私が担当する工場では日本人のメンバーはおらず全員ベトナム人です。

松井)ベトナム人スタッフの方はどれくらい日本語ができるのですか?

ホァン)必要最低限の日常会話や工場内のことぐらいですね。

松井)お2人は本当に日本語を流暢に話されますよね。私は1言語しか喋れないので本当にすごいと思います。日本で働こうと思ったきっかけはなんですか?

ホァン) 日本の製造技術レベルの高さ、そして文化を知りたいと思ったことが大きな理由です。自分の家族を養うために安定した仕事をしたいという想いもありましたが、将来的にはベトナムの工場で貢献できる力が付いたらいいなと思って日本に来ました。

チュン)私はベトナムの学校で日本語の勉強をしたときに、日本の技術や日本人の働き方に興味を持ちました。ホァンさん同様、自分のスキルを高めて、それを活かせる経験を積みたいと思ったので日本で働くことを決めました。

松井)ベクトル伸和はどうやって見つけたのですか?

ホァン)人材紹介の会社にベクトル伸和の金本社長を紹介してもらい、「こういう会社ですが、もしチャンスがあればうちで働きませんか」と。日本語もあまりできませんでしたが日本の技術を学びたかったので「是非面接お願いします」と伝えました。それをきっかけにもう 3 年目になります。

チュン) 2018 年に来日して技能実習生として 3 年間石川県で働きました。技能実習の期間が終わってから福岡県での仕事を探しているときに友達から「良い会社があるよ。社長もめちゃくちゃいい人なので入ってみませんか?」と誘われました。

松井)お2人とも金本社長とご縁があったのですね。実際にベクトル伸和に入ってみていかがでした?

チュン)イメージは全然変わらなかったです。上司がちゃんと部下の気持ちを分かってくれて気を遣ってくれます。人間関係も良く待遇面にも満足しています。

ホァン)上司が困ったらすぐ相談に乗ってくれます。やっぱり異国に来て文化や言語の違いで問題もありますが、厳しくも優しく教えてくれたので自分も 1 年で成長できました。とても温かい人たちでよかったなという気持ちです。

 

 ◎言葉も分からない異国で仕事をするということ

松井)仕事で大変なことはありますか?

チュン)仕事で大変なことは今のところないかな?ただ最初の頃はやっぱり工場なので、機械の操作と現場の暑さの中で安全に注意しながらの作業が大変でした。

あとは日本語での上司の指示を正しく理解するのが難しかったですね。

ホァン)チームワークを作ることが難しいです。日本では関西弁のような方言があるようにベトナム語も言葉の違いがある中で、仕事に対して指示して皆同じように製品を作れるようにします。例えば「日本語もう少し勉強して」とか「ルールや時間を守って」とか。

人によって少し違う言葉を言うと怒ってしまうこともあります。どうすれば皆が理解できるかが1番多分大変かなと思います。

松井)ルールや時間を守るとかって日本じゃ当たり前というか、日本で生活している人は当たり前にやるじゃないですか?そこの職場文化の違いは感じますか?

ホァン)日本は結構ルールあります。時間の正しさには特に厳しい。

松井)反対にやりがいを感じたことありますか?

ホァン)どうやってお客さんとコミュニケーション取るか、に一番やりがいがあります。最初は現場に入ったら日本人ばかりで難しくて。日本人と一緒に操作方法を教えてもらっていましたが、漢字ばかりで説明の意味も分かっていませんでした。メモしながら分からない時は直接聞きにいって「すいません、さっき聞き取れなくて。教えてもらえますか?」と何回も繰り返していたら1年くらいで急に成長しました。

今はお客さんのことも理解できるようになって、 やりがいを感じます。

チュン)自分たちが作った製品が綺麗に仕上がった時はやりがいがあります。そして上司からありがとうって言われた時は嬉しいです。

松井)働いているスタッフの方が問題なく仕事を進められるのはリーダーとしてのお2人の力がすごく大きいのかなと聞いていて思いました。

チュン)いや自分はそうだと思っていないです。問題がないということはメンバーが協力しているから、そのおかげかなと思っていますね。

 

 ◎日本での生活、夢ができた

松井)普段の生活についてお聞きしたいと思います。休みの日は何をして過ごしていますか?

ホァン)奥さんと一緒に住んでいますので、土日は奥さんと買い物したり遊んだりします。出かけるために免許も取って車を運転していきます。

福岡の久留米市にバラが綺麗に咲いているところがあるので奥さんと一緒に行って写真を撮ってあげました。

松井)ロマンチック~☆彡奥さんも喜ばれますね!(実際に写真を見せていただきました。色とりどりの薔薇がありとっても綺麗!)

 

 

松井)チュンさんはお休みの日に何をしていますか?

チュン)趣味はいっぱいあります。まず写真を撮ることです。ホァンさんが言っていたバラ園も行きます。あとは日本語の勉強と鑑賞魚のお世話です。仕事から帰って音楽を聴きながら魚を見ます。

松井)お魚を飼っているのですね!(こちらも写真を見せてもらいました。たくさんいてびっくり。光っていました。)日本の好きなところはありますか?

ホァン)日本の文化で一番茶道が好きです。家でも落ち着いてゆっくり何も考えないでお茶やコーヒーを作ります。

チュン)着物を見ることが好きです。あとは文化というか、日本は朝礼があって、5Sを大切にすることに感動します。

松井)日本の文化に合わせるのは大変じゃないですか?

ホァン)最初は礼儀やルールを守らないといけないので大変でした。例えば朝礼で皆集まった時、立っている姿も正しくないといけないです。ベトナム人は腕を組んだり姿勢を崩したりしてしまいます。最初は分からなくて厳しいなと思いました。

松井)確かに姿勢には厳しいですね。ベトナムが恋しくなることはありませんか?

チュン)ベトナムにいる妹が結婚する時に仕事があったので帰れず、その時は寂しかったです。

ホァン)私はベトナムに子供が 2人いて。今6歳と3歳でちょうど可愛い時期ですので毎日会いたいです。ビデオ電話で話しますが、やっぱり直接会った方がいいです。でも今は仕事を頑張って将来的に日総グループも大きくして日本語能力もアップして、ベトナムと日本の両方で出勤できるといいです。

松井)夢がすごく広くて素敵ですね!

 

◎日総グループ、そして母国から日本に仕事をしに来る方へ

松井)今後の目標や夢についてあれば教えてください。

ホァン)ベクトル伸和から日総グループを大きくして、これからもベトナム人の募集が入ってサポートができると 1 番いいです。将来的にベトナムでも工場を作って、生産もできればいいかなと考えています。

チュン)長く働けるようになりたいので、 いつか正社員としてこの会社に貢献できるようになりたいと思っています。

松井)ありがとうございます。これから日本に来て働くベトナムの方に何かアドバイスとかこれやっていた方がいいよ、とかあれば教えてください。

ホァン)そうですね。渡日する前に日本の習慣や日本語の勉強をして、周りの人とコミュニケーション取れることが 1番大切だと思います。

最初は大変だと思いますけど、努力して頑張れば成功できると思います。

チュン)まず日本語をしっかりと勉強して、日本に来てルールと時間を守ってください。そして、最後まで諦めずに努力して前向きに頑張ってください、と伝えたいです。

松井)実際に成功した方からの言葉は重みがありますね。

 

★インタビューは日総工産のベトナム人社員に同席いただき行いました★

 

仕事に対して本当にまじめなお2人でした。とても謙虚で周りの方に感謝をしながら、自分の夢を語る姿にすごく感動しました。日本語の勉強を今も続けているそうです。素敵なお話を聞くことができ、とても応援したくなるお2人でした!

今回の記事執筆にあたり、ご協力いただきました株式会社ベクトル伸和の皆様。

手厚く歓迎をしていただき、不便がないよう尽力していただきました。おかげさまでとても楽しく、また勉強になる出張となりました。本当にありがとうございました。

グローバル採用が広がる現代。異なる言語、文化、思考がある中で日本に来て多くの苦労をしながら活躍している方々の素直な気持ちに触れ、私も努力を怠らず自分の仕事を全うしようと思いました。

 

【おまけ】

広島県、ということでお昼休憩にお好み焼き屋さんにも連れて行って頂きました!

目の前で作ってくれる本場のお好み焼き…眼福至福のひとときでした!!!忘れられないお味💕