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日総工産の技術者教育のノウハウを 凝縮した「Start engineer※」。 人手不足など、ものづくり企業の 様々な課題の解決に貢献します!

2025.02.28
日総工産の技術者教育のノウハウを 凝縮した「Start engineer※」。 人手不足など、ものづくり企業の 様々な課題の解決に貢献します!

2010年代半ばから前例を見ないほどの労働力不足に直面かする日本では、連日のように経済誌や新聞紙上で「労働力、人手、人材不足」に関連した記事が発信されています。同時に「人手不足」を要因とするサービスの縮小や、利益が出ているにもかかわらず人手や後継者不足を要因とする「黒字廃業(倒産・解散)」の件数も4万9788件(2023年)となり、2000年の調査開始以降、過去最多※を記録しています。  ※東京商工リサーチ調べ

今後、生産性や利益を維持するためには、最大の経営リソースである“ヒト”をどのように活用し、どのように育てていくかにかかっているといえます。しかし、“ヒト”の活用・育成が遅れることによって生産性向上や利益率の改善が見通せない状況が続いた場合、市場からの撤退を余儀なくされる企業が、今後さらに増えることになりかねません。

今回は、企業の存続できるか否かに直結する“ヒト”の活用・育成に関する、日総グループの取り組みと、業界の内外から高い注目を集めるサービス内容についてご紹介いたします。


経営者の懸念材料の上位に「人手不足」がランクイン

まずは、帝国データバンクが企業に実施した「2025年の注目キーワードに関するアンケート」をご紹介しましょう。

 

 

同アンケートでは、第2次トランプ政権を示す「トランプ2.0」をあげた企業が87%を占め、2位には食品、ガソリン、原材料などの「値上げ」、3位には「賃上げ」がランクインしており、“注目キーワード”イコール“経営における懸念材料”と読み取ることができます。そして大きな特徴は、ここ数年上位を定位置とするキーワードの「人手不足」が4位にランクインしている点です。

 

持続可能な成長の基盤を築く、体系的な教育や研修

「2025年の注目キーワードに関するアンケート」では、「人手不足」が4位にランクインしていますが、今後の日本では、女性や65歳以上のシニア層、外国人の労働参加が進むことで、就業者数が若干増加するものの、10年後の2035年には、日本の労働力不足は約384万人※に達するという推計も発表されています。※引用 : パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2035」(2024年10月)

この384万人は、2023年のおよそ2倍にあたる数であり、なかでもサービス業、物流業、卸売・小売業、医療・福祉などの業種は、今後、圧倒的な人手不足に陥るとされています。同時にこれら特定業種に限らず、産業界全体において人手不足がより深刻化するとも見込まれています。

すでに多くの企業では、労働力の補完と労働生産性の向上を目的に、組織のデジタル化や業務の効率化が推し進められていますが、中小・零細企業では、社員の教育にかかる手間やコストが障壁となり、経営者が望むスキルを有した人材の確保や、幹部候補の育成が難しくなっています。

 

ものづくり業界が抱える、深刻かつ長期化する課題解決に向けて

中小・零細企業はもとより特にものづくり業界では、人材不足や後継者不足が長期化・深刻化し、戦略的な経営にうって出ることができないケースも依然として多い状態にあります。以下にあげた課題が複合的に絡み合う状態に対して打ち手を講じることができなければ、規模縮小、生産ラインの停止のほか、最悪の場合、黒字廃業に追い込まれることもあります。

【ものづくり業界に内在する、人材にかかわる複雑な課題】
●手間ひまかけて人材を教育したいと考えていても人材の確保がままならない
●新人や若手の教育に、膨大な時間、手間、コストをかけている
●社内にデジタル技術のノウハウをもつ人材がいないため、テクノロジーを導入できない
●熟練者の知見や経験値を、OJTや集合教育などのアナログ的手法で継承している

実際に、教育に関する課題を抱えている製造業者は依然として多く、なかには教育不足が社員の定着に悪影響をおよぼしているケースもあります。これらの課題改善には、教育にかける工数を手厚くする必要がありますが、人材不足の現状では、その改善を進めることは容易ではありません。

そこで、メーカーやものづくりの現場に共通した、これら様々な課題や悩みに対する有効な手立てとして誕生したサービスが、WEB上で完結し手間やコストを削減できる日総工産の「Start engineer」(スタートエンジニア/eラーニングによる人材開発支援サービス)なのです。


eラーニングスタイルを採用した、エンジニアの教育・研修

多くの企業が、今後より深刻化する「人手不足」を経営上の懸念材料ととらえるなか、その懸念を払拭する取り組みとして、製造業をはじめとする多様な業界から注目を集めているのが、エンジニアの教育・研修で高い実績を上げている日総工産の「Start engineer」(スタートエンジニア/eラーニングによる人材開発支援サービス)です。


Column —— 「e-Learning(イーラーニング)」とは

electronicの“e”と、学びの“Learning”を組み合わせた「e-Learning」は
パソコンやモバイルを使ったインターネット経由の学習方法を意味し
新人・中途・管理職を問わず、誰もが、いつでも、どこでも
知識やスキルを習得、またはリスキリングできる学習方法を指します

 

日総グループのノウハウが凝縮した人材開発支援サービス

あらためてご説明するまでもなく、人材サービスのトータルカンパニーである日総工産は、以下のような多領域の企業に、自社エンジニアを多数送り出してきた実績をもちます。

  • 機械系(機械設計、解析、生産技術・品質保証、評価・試験、生産設備の保守保全)
  • 電気・電子系(アナログ・デジタル回路設計、生産技術・品質保証、評価・試験、生産設備の保守保全)
  • 化学系(研究開発、試作、分析・評価・試験)
  • IT系(SE、PG、社内SE、サーバー・ネットワーク、システム運用保守、AI関連、webデザイン)

この実績はただ単に、「登録した人材を企業とマッチングさせる」という、よくある派遣業とは“似て非なる”ものとなります。

“似て非なる”ものとする理由は、日総工産を中心とする日総グループが、これまでお客様が抱える課題を深掘りすることで、「いま、メーカーの最前線で、どのようなスキルをもつ人材が求められているのか」、あるいは「5年、10年後に、その業界でどのような人材ニーズが顕在化するのか」といったニーズの分析に努めながら高度な人材を育成するループを構築することで、製造業を中心とする企業様の成長に寄与してきたことによります。


 

こうした日総グループのたゆまぬ取り組みは、特に製造業で高い評価を頂戴しておりますが、わたしたちが創業以来一貫して人材に注いできた情熱や、実機を活用した実践力の習得、初心者でも段階的に無理なく成長できるカリキュラムなどに凝縮されたノウハウを活用したものが、eラーニングシステムを活用した人材開発支援サービス「Start engineer」でもあるのです。

 

全14コース、49講座、120時間の充実したカリキュラム

今日、そして今後の産業界において大きな課題となる「人手不足」に対し、人材開発支援サービス「Start engineer」を導入することで、以下の利点に浴することができます。

  • 外部から指導者を調達する必要がない
  • ビジネスマナーから専門性の高いスキルまで、カリキュラムを網羅している
  • 経営戦略上で必要とされるスキルを、自社社員がピンポイントで学習可能
  • リスキリング(新しいスキルの習得)の機会としても活用できる
  • OFF-JTのような教育訓練投資を効果的に実施できる
  • 障壁になるコストについても、低価格で実施できる

また、多領域の製造系エンジニアの育成に特化したeラーニングの「Start engineer」は、未経験者であっても専門性の高い知識・スキルが段階的に定着するよう、全14コース、49講座、120時間のカリキュラムで構成されています。

そのほかにも「Start engineer」には様々な特徴・魅力が凝縮されています。ここでは10の特徴・魅力をピックアップしてご紹介いたします。

  • メーカーや企業のニーズに基づいてカリキュラムが構成されている
  • 主に、エンジニア向けのオンライン育成プログラムと教材で構成されている
  • 人材トータルサービス企業である日総グループの教育ノウハウが凝縮している
  • 各領域の先進かつ実践的なスキルを効率よく習得できる
  • 未経験者も理解しやすいよう、動画やアニメ、イラストや図表を取り入れている
  • 機械・電気電子・品質管理等の基礎分野から、先端分野の半導体までラインナップ
  • 管理職の人材に求められるマネジメントスキルなども網羅
  • 「受け放題プラン」では、半導体基礎コースを除く13コースの講座がすべて受講可能
  • 他社と比較して低価格である
  • 人材開発支援助成金の活用で最大60%が還元される

「Start engineer」を導入することによって、それまで指導要員としていた人材を基幹業務にあてることが可能になるうえ、研修に必要な講師、施設、研修用スペースなどにかかる費用を削減できます。

さらに、「わかりやすいテキストで基本知識を習得できる」「専門性の高い機器の扱い方なども理解しやすいよう動画で操作方法を解説」「ポイントを繰り返し確認できる」「適宜テストを実施することで、学習効果の振り返りが可能」「復習レポートで知識が定着」といった効果が得られよう、様々な工夫が凝らさています。 

※eラーニングのシステムを活用した人材開発支援サービス「Start engineer」のカリキュラムの詳細は「こちら」から



eラーニングのデメリットを踏まえた、新たな仕組みの「Start engineer」

学生時代にインターネットやパソコンなどを使用する機会がなかった世代にとって、「eラーニング」はあまりなじみのない学習方法といえますが、2000年代に入ってインターネットのブロードバンド化が進んだことで、パソコンのWebブラウザをとおして学習できる新たなスタイルが、高等教育機関などで広く採用され始めます。

ところが、「あらかじめ制作した動画を見るだけ」というスタイルがメインだったeラーニングは、本来の対面教育や対面研修と比較して質が劣る点や、受講者全員にモバイルを無料貸与できる環境整備の遅れなどにより、2010年代後半に入ってから市場の成長は一時鈍化します。

ところが、一度は成長が鈍化したものの、リモートワークやリモート学習を余儀なくされたコロナ禍をきっかけに、2020年以降のわずか数年で、以下の理由を追い風に、eラーニング市場は再び成長軌道を描き始めます。

  • 産業界でDXやリスキリング推進施策が実施されるようになった
  • 補助金制度により、多くの企業がeラーニングの環境整備に力を入れ始めた
  • 当初のeラーニングが抱えていた課題を克服する動きが活発化している
  • テクノロジーと教育の融合が加速したことで、質の高い“学び”が実践されるようになった
  • 企業の研修や人材育成などシーンでeラーニングが活用され始めるようになった


お客様の課題とニーズに、これからも即応し続けていくために

ここまで「Start engineer」の特徴や魅力をご紹介してきましたが、なかでも、以下のようなニーズをもつ企業にとって「Start engineer」は有効な方法になります。

  • 社内研修などの指導者が不足している!
  • 新卒、中途、幹部向けの育成・研修が実施できていない!
  • 新人、中途採用者向けの指導人材を育成したい!
  • 人材育成にかかる時間・コストを削減したい!
  • 良質な研修を、効率的かつ体系的に実施したい!
  • 新卒・未経験社員向けに、技術スキルの教育を実施したい!
  • 社員を対象としたリスキリングの機会を創出したい!

 

—— わたしたち日総グループは、製造業を主とする様々な企業に、高度かつ実践的なスキルをもつ人材を多く輩出することで、“ヒト”に関する多様な課題の解決に注力してまいりました。

今後も、経営者様が抱えている「人手不足が常態化している」「新卒を何年も採用していない」「後継者や幹部候補生の教育ができていない」「社員向けのリスキリングに取り組む余裕がない」「専門性の高いスキルを身につけた人材がほしい」……といった課題や悩みを解決に導くことで、製造業、産業界、ひいては日本経済の成長に寄与したいと願っています。

同様の課題をもつオーナー様には、詳細なご説明のほか、デモの発行も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

eラーニング「Start engineer」(製造系エンジニア研修)

業務代行 : 株式会社プロシーズ HRオンボーディング事業部 
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