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キャリアパス 人が創る”NISSO”の未来 | M・Hさん(男性)

2025.10.07
キャリアパス 人が創る”NISSO”の未来 | M・Hさん(男性)

日総工産は製造系人材サービスのパイオニアとして働く人の隣で、「人を育て、人を活かす」の創業理念のもと、多くの人たちと共に成長してきた企業です。

人の成長には、最適な配置とポテンシャルを引き出すことが重要になりますが、日総工産には長い歴史のなかで培ったノウハウや独自の人材育成プログラムがあり、自分では思い描いていなかったポジションで活躍している人、適性を活かしてプロフェッショナルをめざしている人など、様々な人材がいます。

日総工産で活躍する社員やスタッフが、日々の業務に取り組みながら自らの仕事にやりがいを見出し、キャリアアップしていく姿をダイジェストで取り上げる「人が創る”NISSO”の未来」は、階段を一歩一歩のぼりながら確実に成長していく“人々”の物語であると同時に、その人材たちによって紡がれるNISSOの“未来”でもあるのです。

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このたびご紹介するのは、新事業開発部グローバル推進課に所属するM・Hさんです。

培った語学力を活かして教員になりたいと考えていたM・Hさんは、就職活動中に日本の主要な基幹産業である製造業と密接にかかわる日総工産のことを知ります。

M・Hさんは、初めは軽い気持ちで企業研究をしていたのですが、次第に「ものづくり」「技術」「教育」などを通して、総合的な人材サービスを提供している日総工産に魅力を感じるようになり、ダイナミックな製造業にかかわりながら自分の可能性を追求してみたいと思ったことから日総工産への入社を決意します。

M・Hさんは現在、入社後の経験やスキルを活かして、高いやりがいを感じながらグローバル人材の活用拡大をはじめとする新たな海外事業に取り組んでいます。そこで今回は、M・Hさんのキャリアパスを事例に、企業が一人ひとりの適性、可能性、能力を見極め、その人の能力を最大限に発揮する場を提供することの重要性を考えたいと思います。

自分にどんな適性があるか分からず、好きなこと、得意なことがない若者など、進路に悩んでいる方や仕事に満足できていない方が、何かに気づくきっかけになれば幸いです。

M・Hさんのキャリアパス

  • 小学生の頃から語学を学んでいたため、大学(文学部・英文学科)に進学
  • 2016年 大学卒業後、日総工産に入社
  • 同年4~9月  印刷機器メーカーの修理工場に実習生として配属。約半年間、業務に従事
  • 同年10月~ 金沢事業所(現・富山サテライト)に配属され、業務管理者として従事。印刷機器メーカーの担当として、請負事業所における約100名のスタッフを管理・サポート。そのほかのメーカーでも、営業活動や派遣スタッフの管理を担当
  • 2020年4月~ 人事部 人事企画課へ異動
  • 2021年4月~ 人事部 事業人事課へ異動
  • 2024年4月~ 社内の公募制度を利用し、新事業開発部グローバル推進課へ異動。海外人材の採用や社内外国人材受け入れの仕組み構築に従事
  • 現在 中期経営計画に沿って、グローバル人材の活用拡大をめざすとともに、海外の大学や企業と連携し採用ルートを確立するとともに、国内における人材活用の方法や環境整備にも注力
  • 今後 ビジネスをより多角的に俯瞰できる力を養うため、これまで経験したことがない様々な業務にも挑戦したいという高い意欲を抱きながら業務に従事している

自分の能力を最大限発揮できる場を提供してくれた日総工産
培ったスキルを活かし、今後は新規の海外事業を成功させたい

教員免許の取得から一転、日総工産へ入社

もともとは、中学か高校の英語の教員を目指していましたが、就職活動中は一般企業にも目を向け、様々な業界の研究も行っていました。その頃私はバイクに乗っていたこともあり、ネットを見ていた時に偶然、日総工産が鈴鹿8時間耐久ロードレースのスポンサーを務めていたことを知って興味を抱くようになったんです。それをきっかに企業研究をするうち、製造業と太いパイプをもつ日総工産で自分も活躍したいと思うようになり、志望を決意しました。

教員から一般企業へ進路を変更したことに初めは迷いがなかったわけではありません。でも、日総工産に入社してからの約10年間は、色々なやりがいのある業務に挑戦できることが多かったですし、日々のワークスタイルも自ら考え、自ら動くことが多く、その分成長を実感できる機会にも恵まれていたので、折々に日総工産に入社してよかったと感じることが多かったですね。

入社後は、印刷機器の大手メーカーでプリンタの修理をメインとする半年間の実習に配属されました。発見や気づきに満ちていた実習はとても刺激的でしたし、何より、この実習を通して身につけることができたものづくりの現場で求められる基本的な知識や心構えは、本配属後の業務でもとても役に立ちました。

製造現場で働く約100名以上の社員をサポートする業務管理者に

実習終了後は、金沢事業所(現・富山サテライト)に配属されました。全国の日総工産の事業所では、管轄エリアの取引先に派遣している社員や、そのメーカーの業務を請け負っている社員の管理業務を行っています。私は配属された金沢事業所の取引先の一つである北陸エリアの大手印刷機器メーカーを担当し、そこで働く約100名以上にのぼる日総工産の社員の管理業務を担っていました。

金沢事業所では4年にわたり、業務管理者として現場スタッフからの相談事への対応や教育、管理のほか、給与・評価・損益管理の作成などに従事していました。ときにはメーカーと折衝して、スタッフの労働環境の改善・整備などに取り組むなど、現場スタッフの立場に立ったあらゆる業務を手がけていたため、大変なことも多かったですね。でもその反面、とても充実していたので4年はあっという間でした。

人事部の人事企画課、事業人事課で、人事制度関連の業務に従事

その後は、入社5年目の春に本社の人事部人事企画課へ異動となり、社内の人事制度の企画・立案や障がい者雇用「障がい者雇用管理」、人材に関連した様々な業務を1年間経験しました。翌年4月からは同じ人事部内の事業人事課へて配属が変わり、この部署では、お客様であるメーカーの工場で働くスタッフやエンジニアを対象とした人事制度の企画・立案・運用などの業務を担当しました。

人事部のなかで枝分かれした人事企画課と事業人事課は、基本的に業務は人材に関することになりますが、人事企画課で培ったスキルや経験をもとに、事業人事課では日本全国のメーカーで働いている日総工産の社員であるエンジニアと面談し、現場で働くスタッフが感じている意見や希望に耳を傾けて既存の人事制度の問題点を改善するという新たな試みにもトライしました。この取り組みは、新たな人事制度の構築や評価制度の刷新において非常に有用でしたし、働く人の目線や思いを尊重することがいかに大切かを、自分自身もあらためて知るいい機会となりました。

公募制度に応募し、新事業開発部グローバル推進課へ

そして2024年に新事業開発部グローバル推進課で、人材を公募していることを知ることになります。私はその公募制度を知ったとき、ためらうことなく手をあげさせていただきました。というのも、コロナ禍が収束傾向にあった時期であったため、働き手側の働き方も大きく変化し、企業側にとっても新たな人材活用が求められていました。さらに、少子高齢化によって産業界全体で人手不足が深刻な問題になっていたことによって外国人の活用が社会的に大きく注目されていました。そうした時代背景からも、これからは国外の人材に目を向けた事業が非常に重要になると考えていました。

そうしたなかで入社8年目を迎えていた私は、これまで自分が培ったスキルを日総工産が取り組んでいる事業にさらに活かすにはどのような方法があるだろう……と俯瞰的に考えられる余裕が生まれていましたし、同時に自らの将来展望をも考えるようになっていましたので、新事業開発部のグローバル推進課への公募は、自身のキャリアパスを考えるうえでも絶好のチャンスだと思ったのです。

語学力を活かし、海外の大学や企業と連携して人材の活用拡大をめざす

現在は中期経営計画に沿って、グローバル人材の活用拡大をめざす業務のほか、海外の大学や企業と連携し採用ルートを確立するため、頻繁に東南アジアに足を運んでいます。つい先日もベトナムに行ってきましたが、優秀なグローバル人材の開拓・採用するため、日本のように南北に長い国土のベトナムでは、北部のハノイ、南部のホーチミンなど主要な都市に足を運び、現地の機関や人々との連携の強化に努めています。

ベトナムでも、現地の人と笑顏でコミュニケーションが図れたときは、学生時代に得意なことを究めおくと、それが社会人になったときに思わぬカタチで役に立つことがある、と実感することが多いでし、私の場合は英語が得意だったので、いつかグローバルな業務に携わりたいと考えていました。

そして私自身も、私の能力を存分に発揮できる場を提供してくれた日総工産に業務を通して恩返しができるよう、まずは、現在取り組んでいる海外事業を中心とした新事業を成功に導き、変化の多い時代環境のなかでも日総工産が強い会社であり続けられるよう、しっかり貢献していきたいと思っています。

適性や能力に見合ったキャリアパスができる企業を選んでほしい

今後は、ビジネスを多角的に俯瞰できる力を身につけるため、機会があれば、これまで経験したことがない様々な業務にも挑戦したいと考えています。もし、この記事を読んでいる人がエンジニアを志しているのであれば、個人の資質や適性を見究め、その人に合ったキャリアパスができるチャンスが豊富に提供されている日総工産で、先端のトップ企業で活躍できるチャンスをゲットしてほしいですね。

あるいは、私のようにコーポレート職の領域で自分のポテンシャルや得意分野を追求したいという人も、日総工産では得意なことを活かせるチャンスが数多く提供されていますので、日総工産で働く現役の社員などに話を聞く機会を作って、選択肢を広げてみてはどうでしょうか。

私はどちらかというと新しい制度の構築や、人と人の新たなつながりの開拓など、これまでにない“モノ”や“コト”を理論的に組み立てて実現させる業務に従事していましたが、学生時代や就職活動中は、自分のそうした能力には気づいていませんでした。ですので、これから社会人になる人や進路に迷っている人は、 一人ひとりの適性や能力を見極め、その人に合ったチャンスを提供してくれる企業にぜひ出会ってほしいですし、企業選びの際には、ぜひそうして点を重視してほしいと思っています。